TSUKURITEMAGAZINE 08
countryhome fukei
帯広
TSUKURITEMAGAZINE 08
カントリーホーム風景
牛と草と土を知り尽くした酪農家
一つ一つ手仕事で安心安全な乳製品を作り続ける
北海道・十勝、鹿追町。700頭以上もの牛がいるこの牧場には、乳製品の加工場やのどかな雰囲気の中で手づくりのおいしさを楽しめる直営カフェもあり、ひとと牛がつながり合える特別な場所です。
牧場について聞く。
牧場のこだわりを教えてください。
栄養価の高い牧草を牛に与えるため、土づくりからこだわっています。牧草の収穫は全て自社で行い、牧草が一番いい状態の時に草刈りを行います。牛の状態に合わせて、草の与える量も調整しています。
牧場の中にカフェや加工場を建設し、自社で乳製品の製造を始めた経緯を教えてください。
元々は自分たちの搾った牛乳で美味しいものを作りたいという思いと、妻が「自分の子供たちに安全で美味しいものを食べさせたい」という思いから商品を作り始めました。また、お客様にも来ていただきたいということで対面販売などをスタートさせました。
牛・乳製品について聞く。
どのような方法で牛を管理していますか?
牛も乳が出るようどんどん遺伝子の改良が進んでおり、それに合わせた栄養を与えないと、牛自身が身を削って乳を出そうとしてしまうので、管理がとても大変です。その牛の管理についてですが、「Farmnote (ファームノート) 」というアプリを使用しています。牛1頭1頭はセンサーが付いている首輪をしており、センサーで「歩いた歩数」、「反芻(はんすう)した回数」などを計測します。このアプリを使用することで、どんな場所にいても常に牛の状態を確認でき、異常を早く知ることができます。
現在700頭以上もの牛がいますが、どのような方法で搾乳をしていますか?
搾乳は「ロータリーパーラー」という機械を使用しています。もともとは、人が牛の近くに行き搾乳をしていましたが、この機械を使用することで牛が人の周りを回ることになり、搾乳時間の短縮、牛の負担の軽減につながりました。
牛が自ら牛舎から搾乳スペースに入り、スタッフが搾乳装置を着けます。1周するのに約15分。半分ほど回ったところで搾乳は終わりますが、装置にはセンサーが付いており、搾乳が終われば自動的に装置が外れます。牛自身もここに入れば乳を搾れると認識しているので、効率よく搾乳できます。
カントリーホーム風景の牛乳の特徴は何ですか?
他社の牛乳との一番の違いは殺菌温度です。一般的な加熱処理は120~130度で2秒ほどですが、風景では68度で30分加熱します。低温加熱をすることで、焦げることがなく、牛乳がなめらかになります。後味がスッキリとし、匂いも残らず牛乳が苦手な方でも飲みやすいのが特徴です。
おすすめの商品を教えてください。
おすすめの商品は「でーでーぽっぽ」です。ノンホモといって、搾りたての牛乳をそのまま使用しています。ふたを開けるとヨーグルトの上の方にクリームの層が出来ており、そのクリームがより濃厚な味わいをしているので、そのまま食べても楽しんでいただけますが、パンに塗って食べるのも美味しいです。また、「でーでーぽっぽ」にはプレーンとセミスイートの2種類があります。プレーンはヨーグルトならではの酸味も少なく、苦手な方でも食べやすくなっております。セミスイートはスイーツ感覚で食べられる甘さになっております。
カントリーホーム風景の施設、取り組みについて聞く。
「牧場のカフェ」のおすすめのメニューは何ですか?また、どのような過ごし方ができますか?
おすすめのメニューは「風景のスロウバーガー」です。風景1番人気のメニューでもあり、2種類のオリジナルソーセージや風景の牛乳も付いたお得なメニューです。白いソーセージには、肉を練るときに水ではなく風景の牛乳を混ぜて作っています。牛乳を混ぜることでとてもフワフワなソーセージに仕上がっています。
「牧場のカフェ」では、地元のお客様、観光客、外国人の方までご利用いただいております。もともと、ソフトクリームを目当てに来る方が多かったのですが、最近ではハンバーガーを目当てに来る方が多くなりました。敷地内には愛犬を思いっきり遊ばせられる無料のドッグランもあり、カフェのオープンテラスでは愛犬と一緒にお食事ができます。
企業の取り組みとして行っていることを教えてください。
2019年4月に、生乳の搾乳現場および加工工場においてISO22000:2005を取得しました。この認証は、食品事故のリスクを低減し、再発を防止するための仕組みであり、食品安全に対する堅実な取り組みをアピールしています。また、北海道内では数少ない搾乳施設でのISO22000:2005の認定を受け、加工工場まで一貫してISO22000:2005で管理し、製品の販売を行っています。
※現在はISO22000:20018に更新しております。(食品安全マネジメントシステム「2018年版」)
カントリーホーム風景の思いを聞く。
カントリーホーム風景が大切にしていることを教えてください。
大切にしていることは、商品を「作られた味」にしないことです。牛乳は自然で作られて生まれるものなので、それを壊さないようにしています。添加物などを混ぜても美味しく作れますが、素材そのものを楽しんでいただくために、素材に合わせた商品作りをしています。その素材をより良いものにするために、牛にとって良い環境で飼育することと、牛を飼育する従業員の雇用を大切にし、ひとと牛が共存できる環境をつくっています。
ギャラリー
CABIN × カントリーホーム風景
プレミアホテル-CABIN-帯広「カントリーホーム風景」の商品が登場!
朝食ブッフェにて牛乳やヨーグルトをご提供。
成分無調整・ノンホモの状態で作られるヨーグルト(でーでーぽっぽ)はそのままでも美味しいですが、お好みでトッピングを加えるのもおすすめです。牛乳は後味がスッキリしており、苦手な方でも飲みやすいです。
キャンペーン
Premierhotel-CABIN- 『TSUKURITE MAGAZINE』
十勝・帯広プレゼントキャンペーン
是非カントリーホーム風景のインタビュー記事を読んで、簡単なクイズに答えてください。どなたでもご応募いただけます!
※終了いたしました。